日本では奇数が良い数字だと言われてるそうです。
例えば諺「三つ子の魂百までも」「仏の顔も三度」や、神様なら「七福神」ですね。
数字の「7」に関しては、海外でも「ラッキー7」と言われてますね。
ちなみに中国では偶数が良い数字だと言われてるそうです。
それは偶数だと割り切れるからだそうです。
要するに、「平等性」があるということです。
奇数は細かくすれば割り切れますが、基本的には割り切れない、
つまり「不平等性」なものになります。
例えば5人組を2つのグループに分ける場合、どうしてもどちらか1人が
多くなってしまいますね。
諺はともかく、私が好きな物語やゲームではこの「奇数」が存在します。
人は心にモヤモヤしたわだかまりが残るような出来事を
強く記憶するとなんかの心理学で聞いたことがあるのですが、
多分そういうことじゃないかと思うんです。
例えばIb。人数は3人で、そのうち2人(あるいは1人)しか外に出れないという
不平等が発生してます。そしてその不平等性が物語を引き立てる
大きな役目を果たしているようにも思えます。
もしも4人の内2人しか出れないとするならば、たとえ2人取り残されても
あまりモヤモヤしない感じがします。
ゼルダの伝説時のオカリナ。リンクは「7年」という時を行き来しますね。
この数字は「不平等性」より「曖昧さ」を感じるように思います。
もしリンクが10歳の子供で、10年間封印されて目覚めたとしたら
当然20歳、子供と大人の境目がハッキリしてしまいますが、
17歳は大人と子どもの狭間のような時期であり、
またリンクは魂を封印されたので逆コナン現象が生じたと考えるならば、
20歳という歳は完全にバランスを崩してしまうので心と体がうまく
馴染まないと思うわけです。思春期通り越してパニックです。
ここでは「3・7」の2つの奇数が出てきましたので他の奇数について考えてみます。
つまり「1・5・9」ですね。
「1」はそもそもわけれない個体なので平等も不平等もありません
「5」についてはある意味平等的です。数字の真ん中ですので。
おそらく一番「バランスが取りやすい」のではないでしょうか。
戦隊ヒーローって6人でも4人でもいいはずなのにだいたい5人ですよね。
3人だと物足りないし、7人9人だと多いし、覚えにくいし。
「9」については3で分けれるのである意味平等的でしょう。
こうして考えてみると「3」と「7」は絶妙な数字ですね。
こうした不平等性に気を取られるのもまた動物的で面白いと思います。
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